世界トップレベルのクラシック音楽奏者

 

“機知に富み、テクニックの面でも素晴らしい”

(カーネギー・リサイタル・ホールでのルチアーノ・ベリオ作曲『セクエンツァ』におけるデヴィッドのソロ演奏に寄せられたニューヨークタイムズの批評)

 
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デヴィッドはジュリアード音楽院在籍3年目の21歳の時にメトロポリタン・オペラ・オーケストラの首席トロンボーン奏者としての座を獲得、アメリカを含む世界の主要オーケストラで最年少のトロンボーン首席奏者(当時)となり、この後30年以上に渡り、同オーケストラで活躍を続けました。ジュリアード音楽院で音楽演奏の学士および修士号を、またその後、ニューヨーク大学芸術学部(ティッシュ・スクール・オブ・ジ・アーツ)にて芸術修士号(MFA)を取得しています。

過去数十年にわたり、名指揮者としての誉れ高いレナード・バーンスタイン、ピエール・ブーレーズ、ワレリー・ゲルギエフ、カルロス・クライバー、ラファエル・クーベリック、カール・ベーム、ジェームズ・レヴァイン、リッカルド・ムーティ、ヤニック・ネゼ=セガン、小澤征爾、サイモン・ラトル、ゲオルグ・ショルティ、ダニエル・バレンボイムらの指揮棒の元で演奏を重ねて来ました。

世界的に上映・放映されているメトロポリタン・オペラ ライブ・イン・HD(METライブビューイング)の公演演目でも演奏を担当し、CDや DVD/blu-rayとして商品化された公演のいくつかはグラミー賞を獲得しています。またデヴィッドのソロ演奏およびリンカーン・センター・チェンバー・ミュージック・ソサエティをはじめとする室内管弦楽団・アンサンブルとの演奏は、米国、ヨーロッパ、アジアで高い評価を得ました。ニュージャージー・チェンバー・ミュージック・ソサエティとの公演について、モントクレア・タイムズはデヴィッドの演奏を以下のように評しています。

“ジャック・カステレード作曲『ソナチネ』におけるラングリッツ氏による演奏では、彼の素晴らしいテクニック、上品なダイナミック・コントロールを堪能した。とくに第二楽章でのとろけるような音色はトミー・ドーシーのあのベルベットのような音色を思わせた。また、ベリオの『セクエンツァ』では実験的な音に満ち溢れたトリッキーな作品をものともせず、熟練したスタイルで演奏しきって見せた。”

デヴィッドの音楽でのキャリアにおいて最も優れたものは、ドイチェグラモフォンより発売されたワーグナーのニーベルングの指輪(リング)全作品(CD/DVD)をはじめ、ほぼ40年にわたる在籍期間内に録音されたメトロポリタンオペラオーケストラ首席トロンボーン奏者としての演奏で、そのディスコグラフィには以下のようなものが含まれます。

ラ・トラヴィアータ(椿姫)、リゴレット、アイーダ、パルシファル、さまよえるオランダ人、ワーグナー ニーベルングの指輪 オーケストラ抜粋集、ベルク ヴォツェック/ルル/管弦楽の為の3つの小品(抜粋)、シューベルト 未完成交響曲、シェーンベルク 期待

デヴィッドの演奏はソニー、ドイチェグラモフォン、コロムビア、フィリップス、EMI、RCAマスターワークスといったレーベルから発売されている上記作品を含む音源で聴くことが出来ます。

また、メジャーな映画、インディペンデント系の映画、テレビ番組やテレビ・ラジオのコマーシャル用のサウンドトラックでの演奏も経験しています。

ロジャー・スミス、アーノルド・ジェイコブス、フランク・クリサフリ、エドワード・クラインハマー、ジョン・スワロウといったトロンボーン奏者に師事したデヴィッドは、自身の知識や技術をジュリアード音楽院(プレカレッジ部門)、マンハッタン・スクール・オブ・ミュージック、ニューヨーク大学、イェール大学、ミュージック・アカデミー・オブ・ザ・ウェスト(カリフォルニア州サンタバーバラ)、ヴェルビエ音楽祭(スイス)といった教育の場で新しい世代の奏者達に伝えて来ました。

これまで指導してきた生徒たちは米国、ヨーロッパ、アジアのオーケストラや大学教員の枠をオーディションを勝ち抜いて獲得しています。

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